水辺のレストラン

キラキラと光る水面

カモメがその上ギリギリをすーっと飛び交う

ゆらゆら浮かぶ鴨は時折すっぽり潜っては出てくる

中空で激しく羽をはばたかせた後ブーメランのように滑らかに舞うものたち

忙しくも楽しいお正月もひと段落しホッと一息

思いついて行ったレストランは

すっかり内装もメニューもかわっていて

私好みに、とても好みに変わっていて

来て良かった、と嬉しい

 

見飽きることのない晴れ渡る空

その下の鳥達の無駄のない美しい営み

ため息が出るほど素敵だ。

自分はまだ50台、後半とは言え

自然の存在にこんなに感動ばかりして

早すぎないかな?とちらり思ったりするが

着て行く所がないような

総スパンコールのミニドレスを

セールだからといって買ったりするから

まだ若いかな?と思い直す。

服は若い子も躊躇するくらい

派手なのが好きだから

バランス取れていると言えば取れている?

こじつけだけどね。

 

カーキーのジャケットに

ワインレッドのベレー帽の老紳士

一人で赤ワインを飲みながらのランチを

テラス席で優雅に食事されている姿が

とても印象的だった。

 

年月は誰にでも平等にのしかかるが

その受け取り方は人それぞれだと

この紳士を見て、改めて思った。

 

若い人達に行き先が絶望ではないと

伝えられるように生きていきたい。

 

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