宴のあと

久しぶりの家族の団欒

時よ、止まっておくれ

妄想のような願い

叶うわけもなく

幸せと、懐かしさと、寂しさを残して

過ぎて行った。

 

 

川の流れは速くて

ついていけないと思うこともあるけれど

ついて行くしかなくて

 

空の巣を眺める母鳥

喜びも寂しさも

心の糧にと

 

 薄いうろこ雲が

薄青い春の空を覆う