盛りは過ぎれど

うららか〜

とつい口をついて出てしまう

そんな今日のような日に

いつものように愛犬と散歩。

横一列5台停められる近所の駐車場に

車止めを教えるように

しだれ桜の木が三本。

花は時を過ぎ、木の半分は新緑になり

ピンクと黄緑色を装う枝が

白い雲が浮かぶ薄青色の空を背景に

そよ風を受けてゆらゆら揺れる。

明るい色彩に

心踊り

体を覆うあたたかな空気に

心安らぐ。

あまりの気持ちの良さに

幸福を感じ

この贅沢な恵みに

ちょっとした罪悪感も混じり

必ず去って行くこの日を思うと

哀愁もなきにしもあらず。

 

 

もののあはれ

 

 

源氏物語でも読んでみるか!