コミュニケーション

愛犬との散歩で必ず知人宅の前を通る。

少し開けられたすりガラスの窓の横に

白い飼い猫が座っていることがよくある。

名前はベージュでベーちゃんと呼ばれているので

私もそう呼ぶ。

私はベーちゃんがいると立ち止まり

呼びかける。

すると必ず瞬きをしてそっぽを向くので

猫って、素っ気ないんだなあ〜

と思っていたが、何なんだろうとグーグルで調べたら

それが猫の愛情表現だと知った。

まさかのことに驚きそして

ものすごく嬉しくなった。

他にも猫の目の構造が瞬きをしなくても目が乾かないことや

見つめることは敵とみなし戦うぞ、という合図であること

など、人と違う構造やシグナル。

知るって大事なことだなあと思った。

このことよく思うけど

よく忘れるようで、同じことを飽きずに感心してる。

ことに気づく。

笑えるけど、頭の退化?!

と笑えないかも。

 

 

犬を飼い始めたばかりの時は

初めてのことだったので何もわからず

どうやって一緒に暮らしていけばいいのかと

本を買ったり犬の専門のしつけのトレーナーについたりした。

そしてあーじゃないこーじゃやないとやりながら

うちの愛犬は先週14歳になった。

年齢のせいもあるだろうし

ずっと一緒だった子供たちが家を出てしまったのもあるだろう

以前にもまして寂しがるようになった。

もう愛犬がどう思っているのかは大体のことはわかるようになった。

つもり。

久しぶりに犬のことを調べてみた。

犬は群れで生活する生き物だから

仲間がひとりでもいなくなるととても寂しいと。

しかも人間のように理由なんかわからないからと。

言葉は理解できなくても気持ちは伝わるからと。

すぐに子供達にこのことを伝えた。

 

私は子供達が家を出ても、まだ二人残っているから

しかもいつも世話をする自分がいるから

愛犬は寂しくないだろう、と思っていた、傲慢にも。

ほんと、勝手な解釈。

私が椅子から立ち上がると、どこ行くの?!と不安げな目で見つめ

ヒーターに向かって座っている後ろ姿なんか哀愁に満ちている。

粗相の回数も増えた。

そりゃあね。

もっと愛犬が彼なりに納得できるようにしよう!

と思った。

 

 

私は昨日は調子にのってちょっと外に長くいたので

今日はゆっくり家にいよう。

することは限りなくある。

 

穏やかな冬空

大パノラマで眺めながら。

 

 

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